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東京都30代後半マーケティング職の強みを活かしゲームIT業界からスポーツ用品販売業への転職体験談

ゲーム業界IT業界から一転してスポーツ用品販売会社への転職体験談です。

30代後半の男性による体験談です。

自己紹介

この春から都内でスポーツ用品の販売を行っている企業に勤めている、30代後半独身の男性です。

街を歩いたりインターネットで見かけたりして気になったモノ・コトは一通り試してみたくなる・・・と、ここまでならただの新しいモノ好きですが、そうした中で気に入ったモノを見つけたら真っ先に広めたくなる、某国民的アニメの「スネ夫くん」のような気質を活かそうと、マーケティングの仕事をしています。具体的には商品や店舗をどう伝えればお客様に受け入れてもらえるか、お客様に長く愛されるにはどういった施策やすれば良いか、はたまたお客様データの管理をどうすればよりお客様と我々との関係を深められるか、といった事を幅広く行っています。

転職前の仕事と職務内容

これまでは全く違う業界に身を置いていました。企業向けにIT商品を販売する企業から始まり、直近では一般のお客様向けのゲームを販売する企業と、ITを中心とした異業界出身者です。ゲームに関わるようになってからは5年以内に数回の転職経験がありますが、一貫してマーケティングを軸にした業務を行ってきました。

いわゆる上流工程である市場調査、戦略立案から、プロモーション実務になる広告出稿やCM制作、イベント展示、はてはWebサイトも含む販促ツール制作まで。各実務を幅広く、そして深く携わって来られたことは、現職のような異業界に移っても自分のスキルの活かせるポイントを見つけやすく良かったと思います。

転職したい理由、その仕事を辞めたかった理由

ご存知かもしれませんが前業界であるゲーム、特にスマートフォンゲームの業界は非常に景気がよく、個人的にはやりがいや給与水準の面ではあまり不満を感じにくいのではないかと思います。もちろん活況ゆえに仕事量は多くなりがちですが、その分人材確保も積極的に行っており業務負荷はある程度緩和されていく傾向にあります。

前職もそうした企業の一つで、待遇には全く不満がありませんでした。

ではなぜ転職を決断したのか。それは今後もマーケティング領域で活躍していこうと考えた時の自分のキャリアの方向性でした。昨今話題になっているデジタルマーケティングの技術やお客様データの活用といった分野での経験を積みたいと考えた時、パソコンやスマートフォン上だけで完結するマーケティングが中心となっている業界より、お客様とのリアルな接点を持っている業界、企業に移り経験を積んだ方が良いのではないかと考えたのです。

待遇面での不満がないにも関わらず、実績のない異業界へ移るということについて非常に悩みましたが、5年後10年後に今より深いマーケティングの考え方をできた方が、大きな優位点になると判断して転職に踏み切りました。

次の仕事をどうやって探したか

転職に際して、最初に考えたのは普通に活動しては大変苦戦するであろうことです。

私自身の履歴書を客観的に眺めると、面接官側から見た時にマイナスに見えるであろうことが多く目につきました。年齢が30代後半であること、転職回数が多いこと、さらには異業界に移ろうとしていることなどです。ただ、それぞれの理由や考えが伝われば、マイナスではなくプラスの印象を与えられるであるとも考え、しっかりと考えが伝わるような職務経歴書とトークスクリプトを作りました。

次に転職サイトや転職エージェントへの登録を行いました。いずれも複数に登録したのですが、予め転職が用意ではないであろうと考えたことから、少しでも書類提出可能な求人案件を増やしてチャンスを広げたのです。実は過去の転職では面接の通過率が非常に高かったため、書類通過さえすればなんとかなると思っていました。ですので、一般的な書類選考、面接という流れが決まっている転職サイトだけでなく、いきなり会社訪問できるなど最初から社員の方と接することのできるサイトも活用しました。結果的に転職に至ったのは、最初に社員の方と面談できた企業でした。

また今回の転職では、有り難いことに知人からの紹介やスカウトもいくつかいただきました。残念ながら同じ業界内であったため全てお断りしましたが、提示していただいた待遇は紹介やスカウトの方が良かったのも事実です。同一業界での転職であれば普段から他社との交流を深めておき、より良い条件の企業に移るというのも有りかもしれません。

現在の転職先に決めた理由は、先述した興味のあるマーケティング分野の業務ができることと、お会いした社員の方の印象が非常に良かったことです。給与を含めた待遇面では前職より少し悪くなっていますが、未経験業界への転職と言うこともあるので積極的に交渉はしませんでした。待遇が多少悪くなってもいい、と割り切れるのは独身の身軽さ故かもしれません。

次の仕事へ転職する際他に応募した会社

こうして転職ができたわけですが、書類応募の件数はこれまでで最多の20社以上となりました。知人に紹介された企業や面談のみを受けた企業を含めると30社近くになります。先述のように履歴書上のマイナスが目立つ転職だったため予想はしていましたが、それでも多くなったなあという印象です。最終的には5社程度を比較検討させていただくようになりましたが、やはり今回の転職で重要視した仕事の内容と他業界という点を最優先して考えました。

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転職先を選んだ理由

現職に決めた決定打は社員の方との面談です。

最初はオフィス内の会議室に通されて企業の説明を一通りしていただく、と言った良くある面接の始まり方をしたのですが、仕事の内容を話すうちにお互いに盛り上がり会議室の予約時間を過ぎてしまいました。それではお互い話足りないと、近くの喫茶店に移って2時間近く話し続けることになりました。話の内容は仕事に対する考え方や姿勢、社員の方の考えている社内の問題点とその解決策、果ては趣味の話とまるで交流会のような話題にまで拡がり、勤務した後での具体的なコミュニケーションイメージができました。

異業界への転職ですので、勤め始めたら様々な知らないこと、疑問で溢れていることは想像できます。それらは書籍やインターネットで検索しても出てこないことばかりですので、先達の方々と直接コミュニケーションを取りながら進めていかなければなりません。その点最初にコミュニケーションの取りやすい印象を受けたことは、転職先を決定する際に大きなプラスとなりました。

転職して最初はどんな気持ち

実際に転職すると良くも悪くもイメージとは異なっていました。これまでのIT、ゲームの業界は服装や働き方は、他業界に比べて自由で緩いと思っていましたが、現職の方が自由度高く働けていると思います。裁量が与えられているからというのもありますが、情報基盤の整備が遅れているために管理が行き届いていないという側面も垣間見えるため、まさに「良くも悪くも」といったところです。

転職して不安だったのはこれまでに培ったスキルが活かせるかどうかでした。業界経験に劣る以上、活かせるスキルを十二分に使えないと戦力になりません。結果的には持っているマーケティングの知見を汎用性の高い状態に整理し、現職に応用することで活用することができました。例えばはじめこそ市場の情報は全くありませんが、1ヶ月間程度を社内外の情報のキャッチアップに当てて分析すれば、十分な市場の知見が得られます。そこからどうマーケティング戦略を立てるのかの思考プロセスは、業界に関係なく活かせるスキルです。

転職前に、業界特有の知識と、どこでも活かせる汎用性の高い知恵を整理しておくことは、異業界転職において重要ではないかと思います。

転職後の仕事は自分に合っているか

現在、転職して半年程度が経過しました。業界用語にも慣れ、自分のやりたかった最新のデジタル技術を駆使したマーケティングにも着手ができており、ここまでは順調に進んでいると思います。一方でなかなか上手く行かない点も見えてきました。それは全社的にIT技術に対する理解が不足しているため、部門横断でのプロジェクトではプロジェクトを説明する前の基礎説明の時間が非常にかかるということです。この点については、わかりやすい資料を作り、根気強く説明を繰り返す他に手段がありませんが、繰り返すうちに社内での顔見知りも増え、一定の信頼も得られるようになってきました。ITはよくわからないが君の言うことならやってみよう、とまで言われるまでの信頼を得られるまでには時間がかかりますが、人間関係は良好に進められていると思います。

こうして考えると、やはりコミュニケーションの取りやすさで転職先を決めたのは間違っていなかったと思います。多少の問題があっても対人関係がスムーズに進めば、ある程度乗り越えられます。

生活や自分自身の変化について

一番変化したのはあまり遅くまで働かなくなったことです。と言うのは、現在の職場は既婚かつ子育てをしている方が多く、時短勤務が整備されていることもあって、早い時間に帰宅する雰囲気作りがされています。前職までは残業と言う概念を考えないくらい、連日遅くまで働くような生活をしていました。仕事が面白かったので全く不満を感じず充実感を得られていましたが、退社時間を早めて空いた時間を自己研鑽や趣味に当てる現在の生活になると、前職までとは違った充実感を得られています。これから体力的に衰えがくる年齢だと思うので、こうして働き方や充実感の得方を変えられたのは良かったと思います。と言いつつ、趣味のお酒を嗜む時間も以前より多く得られるようになったので、こちらはほどほどにしていかねばと自戒しているところです。

同様の経験、悩みを持つ方へのアドバイス

私のように転職回数の多さを気にされる方や異業界への転職に二の足を踏まれる方は多いと思います。実際に容易な転職ではありませんし、困難であればと転職を考え直すことも重要な選択の一つだと思います。ですが、もし本当にやりたいことがある場合や、現状の不満が非常に大きい場合は、ぜひ踏み出していただきたいと思います。

事前の準備をしっかりと進め、転職までの作戦を十分に考えることができていれば、きっと満足の行く結果を得ることができると思います。一人では不安でも、今は転職サイトや転職エージェントといったサービスを活用してアドバイスを貰いながらすすめることができる時代ですので、ぜひ頑張ってください。

 

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